
WORLD 117 STORIES
COLUMN
世界を見て、自分はどう思ったか。
- 年を重ねたら、ガジェットに前ほど心が動かなくなった冷めたのではなく、必要なものが決まってきたのかもしれない新しい機械が出ても「へぇ」で終わる。ポケットの中は何年も前に買ったものばかり。興味がなくなったのではなく、向きが変わったのだと思う。
- 時間を奪われているのは、どっちなのか寝ている娘を抱えて、ソファから動けない。使えるのは目と耳と左手だけ。時間を奪われていると思った朝に、本当に時間を奪っているのは何なのかを考えた。
- 人が増えると、摩擦が増える面倒に感じたら、連絡の線を数えてみる人が増えると、摩擦が増える。そのちょっと面倒な気持ちを、連絡の線の数、ブルックスの法則、綱引きの実験から数えて、晴らしてみる。20人を5人ずつに分けると、線は46本になる。
- 昔の自分に、ふいに会いにいく昔好きだった漫画や音楽を、大人になってからもう一度見ると、なぜか泣きそうになることがある。作品が変わったのではなく、時間を重ねた自分のほうが変わったのかもしれない。
- 大人になると、なぜ昔好きだったものがまた面白くなるのか昔好きだった漫画や音楽を、大人になってからもう一度覗いてみる。昔とは違うところが面白くなるのはなぜなのか。変わったのは作品ではなく、自分なのかもしれない。
- 人間はなぜ、目的もないのに知らない世界を覗きたくなるのか調べるつもりのなかった国や、行く予定のない街が、なぜか気になってしまう。「情報ギャップ」や新しいものへの反応をヒントに、目的のない好奇心と寄り道の面白さを考えてみた。
- AIが進むほど、「何もしない時間」が欲しくなる。AIで仕事は速くなったのに、頭は休まらない。だから、効率とは関係のない「何もしない時間」を過ごせる場所を作ってみた。「大人の遊び」が生まれた理由を書いた、最初の記事だ。