小さな引き出しがたくさん並ぶ古い木の棚。ひとつだけ開いた引き出しに、色とりどりのビー玉や古い鍵が入っていて、夕方の光が差している。

WORLD 064 STORIES

CURIOUS

知らなくても困らない。でも、知ると少し楽しい。

  1. 古い編集室の暗い木の机に、真ちゅうの電信のキーと、ペンをさしたインク瓶。奥にランプの灯り。AIで作った絵で、実際の写真ではない。「OK」は、1839年のボストンの新聞の悪ふざけから生まれたわざと間違えた「oll korrect」の頭文字世界中で使われる2文字の、いちばん古い記録は、1839年3月23日のボストンの新聞の2ページ目にある。つづりをわざと間違えて略す、当時の流行り遊び。それを大統領選挙と電信が、世界の言葉にした。
  2. 夜の街の灯りがぼやける前で、金属のふちの丸い白いボタンを、指先が押そうとしている。AIで作った絵で、実際の写真ではない。ニューヨークの横断歩道のボタンは、1,000個のうち900個が動いていなかった押しても何も起きないボタンの話エレベーターの「閉」、横断歩道のボタン、オフィスの温度計。世界には、押しても何も起きないボタンが、思っているより多い。それでも外されずに残っている理由と、押す人をばかにしなくていい理由。
  3. 暗い廊下の突き当たりで、緑の四角いサインの中を、人の形が走っている。まわりに薄いもや。AIで作った絵で、実物の写真ではない。非常口のマークは、3,337点の応募から選ばれたどのテストでも1位ではなかった非常口のマークは、3,337点の公募から5種類のテストで選ばれた。総合1位の作品は、どのテストでも1位ではなかった。煙の中の実験から、パリの会議の拍手、1987年のISO承認までをたどる。
  4. 1970年代風のスーパーのレジ。笑顔の女性の店員が、黄色いガムの箱のバーコードを、赤い光の出るスキャナーに当てている。レジの表示は「0.67」。AIで作ったとみられる絵で、実際の写真ではないバーコードで最初に読み取られた商品は、10個入りのガムだったレジの「ピッ」が最初に鳴ったのは1974年6月26日。読み取られたのは、ガム10個入りだった。バーコードの最後の1桁(チェックデジット)が何をしているのかも、手で計算して紹介する。

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